甥っ子がもうすぐ3カ月目に突入し、人見知りが始まったり、声を出して指遊びを始めたりと、日々の成長の早さに驚かされます。空腹やオムツの不快感を訴える泣き声は、生後間もない頃と比べると非常に力強くなり、表情も豊かになり、見ていて全く飽きませんね。
先日は、ニホンザルの親子を撮影する機会があり、親子の微笑ましい掛け合いをじっくりと観察することができました。乳離れが始まるこの時期は、子ザルたちは様々なものに興味を持ち始め、親の目が届く狭範囲で他の子ザルとじゃれあったり、自分で葉や木の実を咥えてみたりと元気いっぱいに動き回っています。
そんな中、1匹の子ザルが、遊んでいる最中にバランスを崩して、木の枝が入り組んだ藪の中に入ってしまいました。子ザルが必死にもがきながらよじ登ろうとしても、枝やツルが邪魔して上手に状態を立て直すことできません。一方、母サルは、数メートル離れた位置で、餌を頬張るのに夢中で子ザルのピンチに気がつかず。。。
ですが、子ザルの鳴き声を聞いた母サルは、はっ!とした表情を見せて、餌を投げ捨て子ザルの元に向かい、大切そうに子ザルを拾い上げ、無事に抱っこしてその場を去って行きました。
あの母サルもわが子の日々の変化に驚いたり、楽しんでいるのだろうかと想像すると心が温まります。やはり親子はいいものですね。