先日、私の大切な友人2人がついに婚約し、その幸せの瞬間に立ち会わせていただきました。
多くを語らずに、自分の夢にひたむきに努力をし続けながらも、奥さんのことを常に気に掛ける旦那さんと、相手の夢を理解して、それをずっと応援し続け、陰ながら支える優しい奥さん。
たくさんの友人に祝福され、誰からも愛される2人らしい素敵な会でした。なにより、大好きな友人の幸せは、本当にうれしいものですね。
野生動物のほとんどは、一夫多妻型で、一夫一妻型で人のように両親で子育てをおこなう哺乳類は全体のわずか10％程度だと言われています。
身近な動物では、キツネやタヌキなどのイヌ科の動物が一夫一妻で繁殖し、育児期に密着して観察していると、雄と雌が交代で子供の相手をし、交代で狩りに出かけます。中には、子供の相手があまり得意では無い個体もいて、子供達の元気すぎるスキンシップに、ときどき面倒くさそうな表情を見せたりする個体もいて、見ていて笑ってしまう場面もしばしば。動物の感情変化が垣間見られる場面は、動物撮影にとって最高のシャッターチャンスですが、シャッターを切らずに見入ってしまう私は、いつまでも半人前のままですね。
キツネは、狩りに行く前に、夫婦でなにか会話を交わすようにスキンシップをとります。それはまるで、出勤前のサラリーマン夫婦そのもの。狩り先での無事を祈り、「気をつけてね。いってらっしゃい！」という言葉が聞こえてくるかの様に巣先まで見送り、狩りから帰ってくると、子供と一緒に駆け寄っていき、無事を確かめるかのように、匂いをかいだり顔をこすりつけたりします。見ていて微笑ましいですね。
そんな微笑ましく優しさの詰まった写真をしっかり表現して撮れるように、これからも精進していこうと思います。