先日、エゾモモンガの写真を友人に見せる機会があり、モモンガの可愛さに感動していました。モモンガの何か訴えかけてくるような大きな瞳には、ついつい見入ってしまいます。
北海道で、モモンガ同様に大人気の動物にエゾナキウサギが挙げられます。一見、丸々太ったハムスターのようなルックスに、大きな丸い耳。そして短い手足を一生懸命動かして、岩場を走り回る姿は無制限に写真を撮ってしまいます。彼らは、厳冬に備えて夏から秋にかけて、せっせと草を運んで巣に貯えます。餌の豊富な夏の間に貯蓄する餌の量が、厳冬期の生存率を左右するため、彼らは文字どおり必死の思いで餌集めに没頭します。
そんな働き者の彼らですが、この時期は、衣替えの時期にあたり、換毛を促進させるため日光浴をよく行います。日が差し込む岩場の上に来て、体によく日が当たるように、寝そべったり、犬の伏せのような格好で、時折ウトウトして岩からお尻が落ちそうな子もしばしばいます。彼らの生活史の中では、大切な行動の一つですが、その姿は、温泉あがりに休憩スペースでごろごろリラックスする人間そのもの。
やはり、ごろごろするのは、哺乳類に共通して至福のときのようです。