毎日新聞にて、ゼニガタアザラシの個体数増加に伴い、漁業被害が深刻化した北海道の襟裳岬で、個体数を管理するために捕獲がスタートしたという記事が掲載されていました。
私も、この襟裳岬にアザラシの調査のために2年半にわたって滞在し、実際に漁業被害を近くで見てきたので、今後の動向がすごく気になるところです。野生動物は、身近に生息している種も多く、人の生活と密接に関係していることが多いため、人と野生動物の理想の共存は研究者にとって永遠の課題ではないでしょうか。
先日、哺乳類研究交流会の開催決定に伴い、ポスターを作成するといことで、何枚か写真を提供させて頂きました。
この哺乳類研交流会は、哺乳類研究を志す若い研究者が集まり、陸生、海生を問わず「哺乳類」を題材とし、生態・形態・行動などの基礎生態から野生動物の管理までの研究計画や研究成果を発表します。陸生哺乳類と一言で言っても、クマやシカなどの大型哺乳類から、ネズミなどの小型哺乳類まで幅広く、またイルカやアザラシなどの海生哺乳類の発表もあり、多岐にわたり知識を深めることが出来ます。
興味のある方は、気軽にご連絡ください。
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日時:2016年9月10-11日(土-日)(1泊2日。昼集合、翌日昼解散)
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場所
:東京農業大学 生物産業学部11号館1階101教室(北海道網走市八坂196)
参加費(宿泊・飲食費込み):2,000~3,000円(前後する可能性あり)
*参加をご希望の方は6月30日(木)までにご連絡下さい (上記締め切り以降の応募であっても、可能な限り対応させていただきます)。