6月に入り、深緑に変わり始めた森は昼でも暗く、少し不気味な雰囲気が漂っていますが、森の奥から鳥達のさえずりが聞こえると、一気に雰囲気が変わりますね。
早朝4時45分、かろうじて足元が分かる程度に明るくなってきた森を、動物をもとめて歩いていると、突然、目の前をカワセミが横切りました。カワセミは、池や沼などの水辺の近くに生息するイメージがあったので、森の中で出会うことを不思議に思い、カワセミの横切っていった方向にむかってしばらく歩いて行くと、小川に辿り着きました。
もし、樹海で遭難して、喉もカラカラで迷っていた時、カワセミが横切ったのならば、飲み水に辿りつて助かるに違いないな。などと考えながら川辺に腰掛けていると、すぐそばに先ほどのカワセミが戻ってきました。まるで、いらっしゃいと言わんばかりこちらを数回見て、後はしばらくの間、一緒に川の流れを見ながらリラックス。
朝のひんやりした空気の中、静かに流れる小川のほとりで、カワセミとコーヒーを飲む。こんな贅沢なモーニングタイムもたまにはいいですね。